
香港の高等法院(高裁に相当)は9月2日、民主化運動のリーダーで大学生の周庭(アグネス・チョウ)氏の香港立法会(議会)補選への立候補を無効とした選挙管理委員会の手続きは、不適切だったとする判決を下した。周氏が次回の選挙に出馬できる可能性が出たが、「民主自決」を掲げる周氏の所属政党の政治姿勢が無効の理由とされた点については判断されておらず、状況はなお不透明だ。
高等法院は、選管の手続きについて、「立候補予定者の政治姿勢を聞いてから判断するべきだった」と指摘した。
高等法院の判断後、周氏は報道陣に「勝訴ではあるが、香港政府が立候補予定者の政治的な立場を基に資格を取り消す権限を持ったままだ。完全な勝利とは言えない」と述べた。
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